08年のGW.こっち仲間のちゃうっ御大よりツーリングに行こうという話が持ち上がった。
でもたいていの場所は行き尽くしたしなー なんてことを言ってたら,奈良県の山奥(失礼)に
でっかい吊り橋があるから行ってみよー ということになった。
んで5月3日。天気が良くなったので決行。
集合場所はおなじみ名阪関ドライブインの駐車場。
さすがにCF46Aアドレスを出すわけには行かないので
蜘蛛の巣が張っているNC39・CB400SFを引っぱり出す。
「あー,帰ってきたら洗ってやるからなー」と
言ってみる。
ちょっと不安なのは,フロントタイヤの接地感が
乏しいこと。空気は入っているのに.....
|
 キタナイNC39 |
そうこうしているうちに名阪の上からドカの重低音が。
8時に隣接のスタンドが開くので開店と同時に給油を済ませ,いざ名阪を出発。
ルートについて
実際に走ったルートである。地図だけ観ていればたいしたことはなさそうに見えるが
これが勘違いであることは当日激しくわかるのであった。
奈良県南部に行けば行くほどチェックポイント(休憩箇所)が増えていっている。
そりゃまぁ,一般道だから当然だろうと思われるかもしれないが,すごい道だったので
ある。
で,そんなことを知る由もない一行(二人)は
名阪国道を順調に西へ向かい,途中の高峰SAで
休憩。
バイクはどこに停めればいいのかわからなかった
ので車と車の区画の空いた部分に押し込んでおく。
トイレ休憩の後,そのまま走り,天理ICで降り
る。ここからは一般国道。
念のため例のナビを持ってきたが

|
 名阪国道高峰サービスエリア
このナビが肝心な時に役立たずであることに
この時点ではまだ気が付いていない。
|
なにはともあれ,天理から南下を始める。
この時点で,例のフロントタイヤの接地感があることに気が付く。
あ,そーか。レーシングタイヤ履いているんだっけ。
ウォームアップしてやんないとコンディションが出ないのだろう。
以後気をつけよ。いきなり峠を攻めたりしたら死ぬなこりゃ。
(NC39は,フロントにプロダクションレース用のバトラックスのBT-002を履き,リアにはツーリング用のBT-046を履いている。
ウォームアップをしないでいきなりいいペースで走るとフロントがズルっと逝くかもしれない)
一般国道のR25を大阪方向へ,途中R24の看板があったので田原本・桜井へ向けてR24を南下,
ここまでは予定通りだった。が,その後お約束のごとく道を踏み外した。
しまった
奈良県の国道はどこも酷道
って職場のセンパイが言ってたっけ。ものの見事にハマりますた。
今も酷道かもしれないけど今から行くところも酷道らしい.....ひー。
ふとナビを観ると,
大平原を走ってる
ナビの中心って道のないところばっかりじゃん。
しまった,ファームウエアのアップデートをさぼっていたツケかな。
まー ちゃうっさんは道に迷っていることに気が付いているのかいないのか
淡々と付いてくるので,あまり気にせずR24とか「葛城」とか「御所(ごせ)」とか
ナビの道路標識表示だけを頼りに(だって道ないんだもんな)
そういう看板ばかり目指して走っていたら,何となくR24に戻ってきた。
上の方の地図でくしゃくしゃしている,橿原神宮あたりから御所にかけての一般道で
迷子になっていたらしい。
おー。オイラってイイ勘してるわ。
(実はナビの地図ではなくジャイロコンパスに助けてもらっていたのだが)
とりあえずは結果オーライである。
御所(「ごせ」と読む。「ごしょ」と読まないように)から無事にR24へ
リカバリーを果たしたので,このまま下っていく。とりあえず,目指すはJR和歌山線の五條駅。
その近辺まで行けば南下する道があるはず。
五條市へ入ってしばらく行ったところでドカが燃料補給のためピットイン。
この先何があるのかわからないのでオイラも給油しておく。
既に150kmほど走って燃料消費は約6gなので,普通にリッターあたり20+αkmで進んでいる。
マシンは汚くても別にへたばってはいないらしい。
給油を終えて再び走り出し,五條駅を通過した直後,R24からR169へ移る。
ここからが本番。南下を始める。この時点で10時30分を回っている。ちょっとロスした。
まぁいいか。
道はそんなに悪くないが,道に迷ったツケで気力が落ちてきた。疲れてきた。
前の車との車間距離が保てなくなってきている。これはヤバいとばかりに道の駅で一旦停止。
天気は上々。暑いくらい。本当に5月だろうか。
景色は絶景。山桜がキレイ。吉野の奥千本も観たかったなー。
おなかがすいてきたので,ここでお昼にする。
ちゃうっさんはカツカレーを,オイラは牛丼。
ちなみに牛丼は¥500ととてもリーズナブルで,味もまあまあだったが,
量は大したことがなかったかな。
で,時間が詰まってきているので先を急ぐ。11時40分
なんとなくこの十津川村内を道なりに走っていると,谷瀬の吊り橋という看板が出てくるので,
そちらへステアリングを向ける。
この時点で妙に早く着いたなと感じたが.......,
あー。渡ってる渡ってる
実はここ,一度学生時代の連れと車で来たことがあって,その時はこんなに早く来れな
かったことを思い出した。ここまでの道が飛躍的に良くなっているのだ。
で,橋の手前の物陰(というよりパトカーが止まっている場所の下)に
バイクを泊めさせてもらう。観光地のバイクは駐車場代だけ優遇されている(笑)。
で,早速と橋の前まで来るが,なぜかバスは160円という垂れ幕が下がっている。
何のことやらイマイチよくわからないので吊り橋を渡ろうとする人がみんな
聞いているのだが,それによると,現在この吊り橋は一方通行で,対岸からは
バスが出ているので,ここまでそのバスで戻ってこいと言うことらしかった。
ちゃうっさんがしきりに聞いていたが,歩いてくると20分はかかるらしい。
ちょっと引っかかるが,ここまで来て
160円が勿体ないからと言って
橋を渡らずに帰れるわけがない
てなわけで渡ることにする(笑)。橋を渡るのに160円かかるんだと思えばいい。
しかし地上50mの高さにある吊り橋である。風も吹いている。
一度に20人しか渡れないようなことを書いておきながら40人くらいは平気で橋の上にいる。
しかもこの橋っていうのが,
金網に板張り。しかもハリガネで寄せてあるだけのシロモノ。板はピョコピョコ跳ねるし,
地上50mで横風がそれなりに吹いているし,40人が一度に渡っているので変な揺れが....。
ちゃうっ「大丈夫かこの橋?」
ISO「あー 死人が出てたら今頃ここ通行止めだから大丈夫」
そういう自分も高所は好きではない。
命の保証はしませんとか書いてあったら絶対渡らないだろうなぁ。
足がすくんで動けないというの,確かにわかるけど,だったら吊り橋なんか来ない方が....
....というか後戻り出来ないし(爆)。
実は,振り返ってカメラを向けて写真を撮るという行為が,バランスを崩す元だったりして。
で,無事に渡り終わった人は,160円を払ってバスでお戻りになる。
なんか金儲けのような気もするが,今だけだろうし,まぁいいか.......。
ところで駐車所からでは橋のたもとに近すぎて橋の全景を収めることが出来ない。
なので少し道を戻って
こんな風景を収めたのであるが
まぁ,駐禁はお約束ということで....バイクは見逃してほしーもんだ
さて,当初の目的を達成したので,帰ることにする。
行きとは違うルートで,ということだったのでこのまま南下する。
途中道の駅で休憩
 |
足湯もあるらしかったが,先を急ぐのでパス。
とりあえず抹茶アイスを頂くことにする。
その他にもここでは北海道の土産物を扱っていた。
ここでピンと来た人は鋭い。
北海道にも新十津川(しんとつかわ)を名乗る場所がある。
それはかつてここの住人が蝦夷へ渡った時に付けた
地名の名残らしい。
だからここに北海道土産があるというのは,全然場違いでは
ないようだ。
しかし先があるので出発する。なんせその次はR425
奈良県内の,ましてや400番台の国道なんて,
酷道以外の何ものでもないことなど容易に想像が付く。
しかしこのまま南下して新宮へ行くには時間がなさ過ぎる。
R425強行しまーす
|
ということでR425へ進入。いきなし湧き水がパンパンに張っているトンネルの中を
爆走していく。
照明なんてないし,鬱蒼として寒いし,走っていても生きた心地はしていないが
走らないと先に行けないからもうヤケクソである。
ヘビが上から落ちてきそうだなー なんて思っていると,
つづら折れのワインディングが始まる。
それでも道がキレイなら楽しいが,舗装状況は最悪に近く,所々わき水はたれているし
道の両側は枯れ葉で覆われている。ンなところにタイヤを乗せたら滑って転んで...
しかもこんなところで転倒したらまず日の明るいうちに帰れない。しかも人が住んでいる
気配は全くない。
なんせ道幅はこれ。
これでもバイクを停めることが出来る幅があったから撮れただけ。
4輪車はたいてい軒並み道を譲ってくれる。
というか,どうも自分があおっているように見えるらしい。
葉っぱを踏まないように
水が湧いているところではバンクさせないように
枯れ枝踏んづけたままコーナリングしないように
していれぱ走っているのは楽しいが,30分も走ると頭が白くなってくる。
知らない間にものすごく疲れてきていたらしい。
しかも疲れてきているなと思ったときはもうヤバいらしい。
例によって照明のない何個目かのトンネルの中で枯れ枝踏んづけて
ズルっと行きかけたところでもう限界。マシンを止める。
写真中央付近に道がある。今からそれを下る。
まだ今から下るんだよなー。R425全行程の1/4を走ったあたり。
まだ先は長い。
疲れた体にムチ打って先へ進む。後へ戻るのも地獄だから。
でもそのうち道幅が急に広くなってこんなところへ出た。
ダムだ。でも走っているところはやたらと高いところだ。
でも,休憩もそこそこに走り出す。まだ日が明るいうちにこのR425から
出なければ。
出られなかったときの事を考えるとゾッとする。
そのうち滝が見えてきた。ちゃうっさんに止められなければスルーしてたが(笑)
どこを観てもいい景色の場所だ。
道端にテントを張っている4輪もいたくらいだから,
アウトドアで来るには今まで観たこともないくらい最高な場所なのかもしれない。
道幅は相変わらずで4輪が2台すれ違うのは困難。
タイヤ落としたら生きて還ってこれなかったりして(爆)。
そもそも,救援に来てくれるかどうかも不思議な道だし
ケータイが繋がるのかどうかも確認しなかった。
だって人もいなけりゃ民家もないし。
なので....
をー 三重県だ三重県。ついに奈良県とお別れしたんだ。わーいわーい(爆)
この看板が出てきたときはあまりにもうれしくて
ついバイクを自分で停めて写真を撮ってしまったという
三重県側は,枯れ葉がなく,ほぼ道幅いっぱいを使って走ることが出来る。
奈良県側とはエラい違いだ。
ここまで来れば帰ってきたようなものだ。
R425は山とトンネルの自然の風景から,いきなり熊野古道みたいなノリの風景に
一瞬姿を変えたかと思うと,いきなり工場なら民家やらが出てきた。もう尾鷲の市街地である。
最後のトンネルをくぐると,目の前は100円ショップのダイソー。その駐車場からR42へ出る。
おー。帰ってきたぜー ってこの時点で既に16時30分。
目の前にあるスタンドで給油だけ済ませ,あとはここから一番近いI.Cの大宮大台を目指すだけ。
でもお腹がすいてきたので途中紀伊長島の道の駅で停止。
マンボウ?
ハラへったー ということで,出店をふと観ると,マンボウの.....
ISO「マンボウの串焼きってどんな味?」
店主「あー 魚ではないね」
じゃあ何の味なんだよと思いつつも
興味本位で一串頂いてみたが,確かに魚の食感ではなかった。
さて,あとは走り慣れたR42を大台まで走り,そこからは紀州道・伊勢道で津まで戻る。
高速を走っているうちに日が落ちてきた。何とか間に合ったみたいだ。
渋滞のあるR23は避けて,バイパスと裏道ばかりで家まで戻る。
ちゃうっさんはそこからさらに北上して家路に就いた。
あー なんか充実したというか,疲れたというか,バイク三昧の一日であった。
総走行距離 自宅起点で410km。
おみやげ なし
燃費 わからん(爆)。多分23〜25km/g程度。
しかし,バイク用のETCと,バニアケースが欲しいなぁ。
END of FILE
//