【 ツーリング・レポート 東紀州路編 】 
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東紀州路編


東紀州路,即ち紀伊半島の東半分紀行です。行動時間の都合で新宮までは行けませんでした。



大台ヶ原の端の方から紀伊長島町を望む。それなりに絶景かな。


と,まぁ,いうことで(どういうことだ),半年ぶりのバイク転がしとなった。
ずっと以前に行ったことはあるが,最近は走っていない三重県の南の方を目指すことにした。
言っては悪いが三重県内では一番,寂れた場所である。
北中部は名古屋市に近いし,伊賀地方は電車で1時間あれば大阪へ行ける。
ここはどうしようもない。名古屋へも天王寺へも3時間くらいはかかる。

お茶だけ持って出発。
ZZ-Rは前日にオイルレベルと空気圧をチェックして,ガソリンは満タンにしてある。

家を出て国道23号を延々と南下する。
このあたりの道路は走り慣れているのでたいして気にもならない。
日曜日の朝なので交通量も少ない。津市,久居市,松阪市と淡々と走り抜け,本居宣長記念館の脇を
抜けて国道42号(通称死に号線)へ入る。
この道路,居眠り運転が多く,死亡事故も多いのでこんな言い方をされている。
さらに尾鷲,熊野方面からはこの道路以外にないので,大雨が降れば陸の孤島状態と化す。
自動車専用道を作っているみたいだが,こんな過疎地帯に作る意味があるのだろうか。

まぁ,それはともかく,賑やかな松阪市内を抜け,シャープ多気工場のあたりまで42号を
少し走っただけで,車の量も人気もだいぶ少なくなる。相可のあたりで人影はなくなる。
制限速度50km/hの道であるが,前の車は80km/hくらいで流している。
後ろの車もいいペースで追いかけてくるので当然のようにそれについていく。

天気は上々,でも山地の間を縫って走っているので影がいっぱいあって涼しい。
起伏はあまりないので,峠道らしくはない。このあたりは高速コーナーが延々と続く。
多気町,勢和村,大台町,大内山村......と淡々としたペースで抜けていく。

荷坂峠という,最初の峠らしい峠のトンネルを,たいして登ってもいないのに.....と
思いながら抜けると,そこからは激しい下り坂である。ここから紀伊長島町である。

上の地図をなんとなく観ていると,赤い線の真ん中は山の中で,だんだん海に近づいて
きているのがわかると思う。この山側の頂点から海側を望むとこんな光景になっているのである。


マンボウの丘より撮影

ローリング防止用の路面パターンを注意深く下っていくと,まもなく小さな平地が開け,
小さな町のようなものが見えてくる。紀伊長島の町中である。
駅前で止まってみる。


JR紀伊長島駅。まわりには駅以外たいして何もないが特急「南紀」が停まるらしい

何もないところなので42号線に戻り,さらに南下を続ける。
平地っぽい所を左手に海を観ながら快走すると,ほどなく上り勾配になり,
再び海と別れ,やがて急な峠の上り道となる。
例のローリング防止用パターンに気を付けながら峠道を登り切ると,尾鷲市に入る。
尾鷲はそれなりの大きさの街で,はっきりと街に来たことを確認できる規模がある。
駅前に出てみたが,それなりに賑わっており,人も多数いる。
そしてここは知る人ぞ知る,日本一雨の多いところでもある。


JR尾鷲駅。当然特急も停まる。この辺では最大の駅。

ちょっとだけ休憩した後,街中をクルクルと走って元の42号線に戻る。
しばらくの間は4車線の路面の良い道路を走るが,すぐにまた2車線に戻る。
尾鷲を出ると再び緩い上り勾配が待っている。
自分が峠小僧みたいに思えてくる。
海山町を経て矢ノ川(やのこ)峠を越えると,熊野市である。
市街の入り口に鬼ヶ城があるので立ち寄る。


鬼ヶ城。


どうでもいいけど,バイクということで\100の駐車料金を取られた。
車だったら\500。駐車場の入り口で引き返していく輩も多数いる。
料金なんか取らない方がイイと思うけどねぇ。ただでもそんなに人がいない所なんだし。

鬼ヶ城そのものはこの辺ではなかなか見応えのあるところで,一度行ってみると
面白いですヨ。とだけ言っておこう。でも9月最初の日曜日ということもあって
人影はまばらであった。ちなみにハイヒールやサンダルで来ると痛い目に逢う。
一応観光地なので売店などもあったが,ほとんど誰もいない状態であった。

鬼ヶ城を出て,トンネルを出ると断崖絶壁は姿を消す。
有名な七里御浜が見えてくると,熊野市街である。


写真で見ると大きく見えるが,世界最小のZZ-Rである。

このあたりからは複雑なリアス式の地形はもはやなく,穏やかな太平洋が
横たわっているだけである。しばらくこの光景が続く。


熊野市駅

ほどなく南国を思わせる樹木が増えてくる,この先は峠道などなく,まっすぐに
平坦な道が続く。平坦になったところで,新宮まであと○○kmの文字がさかんに出てくる
ようになる。

この辺で引き返すことに決めた。
新宮日帰りなんてとんでもない。
鈴鹿の自宅を出て,既に片道で150kmもの道のりを走っている。
新宮へ来るときは,勝浦温泉に宿を予約してからまた来るわとばかりに引き返す。

以前来たとき 10年くらい前だったかな。 全然変わってないね。
三重県では人口過疎地帯に入る部類の所だから仕方ないと言ってしまえばそれまでだけど
あまりにも何も変わってないねと ため息が出る。

元来た道をゆっくりと前の車に調子を合わせながら引き返す。
途中,尾鷲市内の回転寿司屋でやや遅い昼食にする。
回転寿司屋とは言え味は最高。
やはりネタは新鮮な方がいい。
ここの場合,ネタはすぐそこを泳いでいるものなぁ。

ゆるゆると元来た国道42号線を戻っていき,帰りに勢和村(多気町の南西)の
コケコッコー共和国で休憩しながらニワトリと遊ぶ。


しかし,ニワトリ好き(爆)

少し疲れてきたので,帰りはすぐそばの伊勢自動車道・勢和多気ICより高速道路に乗る。
オービスのような取り締まり装置がない道路なので,いっちょ気合いを入れて最高速度記録をと
思って走ってみたが,150km/h,12700rpmでめげた(爆)。
そういう行為はZZ-R1100でやるといいかもしんない。250ccではツラい。

津ICで降りて,馴染みの23号線を北上し自宅へ無事帰還。

走行距離318km,ガソリン12リットル使用。計算では26.5km/g,
まぁこれだけ無茶苦茶な走り方をした割には,いい燃費だと思う。


余談であるがしばらくの間,手がしびれてバイクに乗りたくないと
思っているのはここだけの話である。

END of FILE
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ばなぁ
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