【 ツーリング・レポート 九州周回編 】 
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九州周回編


九州は縦貫ルートが一度,周回ルートをとったことが一度あります。ここでは周回ルート日記を挙げます。





大分へ,別府へ,三重県にも帰れるのか。すげーなー九州って(そんなバカな)大分県佐伯市付近



某月某日

 たまたま会社が4連休。会社にゃ有休消化依頼も来てるし,これは行くしかないでしょう。
ということで,いざゆかん。九州へ。

 ....どこへ行こうか。少し考えてみることにした。
確か前回の縦貫の時は,鳥栖で泊まって,鹿児島で泊まって,宮崎から帰っていったっけか....
でももう太平洋を通るフェリーはごめんだし。揺れるし。
行き帰り共に瀬戸内航路で....周回だな。

ということでアッサリと周回コースを取ることに決めた。

(九州縦貫編の模様は機会を改めまして。その時は阿蘇山から鹿児島まで突き抜けルートでした。)

 行くとなったらさっさと家出だ。エンジンオイルを抜き替え,おむすびを3個作り,水筒にお茶を入れ,
荷物をまとめて午後5時。鈴鹿の自宅を出る。目的地は大阪南港。南港までのルートは
全て高速道路だ。夕日の眩しい名阪国道を快調にかっ飛ばす。西名阪香芝SAで休憩
河内松原までそのまま走るお決まりのルートだ。
松原より阪神高速道路に進入。14号から環状へ,池田線の脇を抜けて南港へ何の問題もなく到着。
出港までまだ時間があったのでバイクの整備と点検をする。

 特に問題はないということで,おむすびを2個平らげ,そのままフェリーに乗り込む。

バイクの民は私の他にGSX−R1100の人がいて,例によって話が合う。
もっともカウルには750の文字....
「あ,これね。750の方がフェリー代金安いし,パーツは同じだし,フェリー会社の人ってそんなことまで見に来ないしね。」

なんて人だろ。普通は逆なんだけどね。ナナハンを1100に見せるというのはよくやりますが。

私は2等のごろ寝,その人は2等寝台。たまたま船はガラガラだったので,その人のお招きでコッソリと寝台に潜り込み,
ベッドでいい夢を見させてもらう。
翌朝は小倉港だ。



 ということで新門司港。


【福岡県北九州市門司区】

持参の水筒の中身を棄て,寝台奥のお茶セットを黙って頂戴し(笑)。
2台のバイクは乗用車の後に素知らぬ顔でフェリーから出た。そのまま朝の国道3号線をランデブーで爆走し,
福岡市内にたどり着いたところでGSX−Rと分かれる。

 天神地区を道に迷った挙げ句,国道202号を発見。西へ走る。
ほどなく唐津市内へ。焼き物の里と聞いてはいたが,あまりよくわからなかった。
こっちにも万古焼という焼き物あるし。


虹ノ松原森林浴の森公園。本当に誰かこんなところで森林浴をするのだろうか。【佐賀県唐津市までの道中】


 唐津よりまっすぐ伊万里市内へ。そのまま松浦鉄道と併走し,松浦市へ向かう。
松浦市内は何もせずに通過し,田平町へ。日本最西端の駅。たびら平戸口がここにある。
ただ見たかっただけ(笑)。

 田平よりゆっくり下り,せわしい港町・佐世保市へ入る。ここでお昼にする。
 港町旅情に浸るのなら長崎まで走ってしまえと,長崎行きに決定。そのまま大村線沿いに南下する。
途中ハウステンボスもあったが,お金がないのでパス。一人で行ってもつまらない所だし。

大村市を超えて諫早市内へ。そこから国道207号。大村湾寄りのルートを取る。山と入り江に囲まれた小さな町々を抜け,
長崎市内へたどり着く。この編からツーリングライダーと言うよりは観光客モードとなる。
平和公園を見学。続いて浦上天主堂へ。別に私はクリスチャンではないが,
長崎は私にとっては異国だと感じずにはいられなかった。

 そのまま南下して長崎駅へ到着。バイクが置けるホテルを駅前の旅行センターで押さえ,シーボルト邸跡を見学。
いいねぇ。でっかい家で(笑)。
歩き疲れ,いささか観光も飽きてきた所でタワーに登ったりして遊ぶ。

 タワーの上から長崎堂を見つけたので,お土産にカステラ数千円分を注文して家に送った。
そこにお願いしてザラメの部分を分けてもらう。これで明日の朝食もキープできた(笑)。
本場の味は違いますね。やっぱり。

 あとはホテルへバイクと荷物を預け,風呂に入って町中へ繰り出す。
本当に異国だなぁ。長崎の夜。ビードロ細工に,ガラス工芸,七色の光を放って幻想的。
長崎といえば中華料理。適当にごちそうになり,夜遅くなってホテルに引き返してきた。そのまま寝る。いい日だった。




 朝だ朝。長崎の朝ってつまんない。やっぱり長崎は夜の街だよなぁ。などとわけのわからんことを考えながら
昨日もらったカステラの残りと牛乳で朝食にしてさっさとホテルを出る。
 長崎より西は海なので,国道34号を東へ。諫早を抜け,雲仙普賢岳の自然の怒りを右手に狭い道を巧みに潜り,
島原市へたどり着く。

島原城の見物でもしていきたかったが,ちょうどフェリーが出る直前だったので,無理矢理フェリー乗り場へ。
出港10分前。フェリーは待っててくれた。
そういや四国上陸の時もこんな調子だっけか。

小一時間船に揺られ。朝寝の続きをしていると,熊本県三角町へたどり着く。
自分が乗ったフェリーの名前も後になったわかったくらい。
「三角−島原国道フェリー」待っててくれてありがとう。

 そのまま国道57号線をローカル線のJR三角線(みすみとよみます。さんかくではありません)と併走して宇土市へ。
国道3号線に合流してさらに南下し八代市へと下る。
何もないまま,水俣市まで走り。バイクを止めた。

 もう有機水銀中毒の影はないのか。
自分が気が付かないだけだと言うことくらい知っているが。
水俣川が灰色の水面を浮かべて不気味に輝いていた。

 鹿児島本線と併走して阿久根市を通過。川内市へ入り,うどん屋でお昼にする。
この辺のうどん屋って安い。380円で死ぬほど喰える。なんでかな。

 この辺からぽつぽつ雨が降り出してきた。
合羽を着込み,南へ下る。西は海。東には桜島の火山灰。南へ行くしかないのだ。
そのまま枕崎市へたどり着いたところで,駅にバイクを止めた。

雨はいつの間にか止んでいた。


枕崎駅【鹿児島県枕崎市】

 枕崎駅には駅員らしい人がいなかったので近所のタクシーを捕まえ,近所に旅館・民宿の類がないか尋ね,
 それらしい所を教えてもらって宿を確保する。

 町は結構寂れていたが,港まで行ったら賑やかだった。漁業の町なんだな。ここは。

しばらく寂れた町中を探索し,国道226号に乗り,指宿枕崎線と併走してフェニックスの木々が茂る道を少しだけ戻る。
宿を見つけ,洗濯機を借りて大洗濯をやってのけた後,部屋で静かにしていた。

晩ご飯はカツオづくし。あぁ,ここって枕崎だよなって。

 テレビを付けて,薩摩地方のお天気が相変わらずであることだけを確認し,さっさと床に就く。


 明日も雨との戦いだ。それだけを考えていた。





 翌朝7時起床。雨は降っていない。

 修学旅行の朝食のような朝飯(おいしかった)をかき込み,宿代¥7500だったかを払って宿を出た。
指宿へ向けて大疾走....というか雨から早く逃れるために東へ東へ。
途中西大山駅があったので立ち寄って記念撮影。

知る人ぞ知る日本最南端の駅。写真のバックは開聞富士【鹿児島県揖宿郡山川町】

記念撮影などしていたら雨に追いつかれたので,再び走り出す。
山川町へたどり着いたところで,南海郵船のフェリーを拾う。

 桜島を遠巻きに眺めながら船内で一服。
そうこうしているうちに対岸の根占町へ。今にも泣きそうな空の下を鹿屋市へたどり着く。

燃料補給の後,再び走り出す。

大崎町を経て,志布志湾岸を北上する。このころから雨が激しく降ってきた。
串間市へたどり着くがいい場所がなく,JR日南線の日向大束(ひゅうがおおつか)駅の待合室でひとやすみ。
人が入ってきたので気を取り直してまた出発。南郷町へ。ここは日本かと錯覚しそうな亜熱帯林を抜け,日南市へ

日南市でカツ丼のお昼を取り,それからはずっと海岸沿いを。海と山に囲まれた狭い平地を雨に降られながら北上する。
どのくらい走っただろうか。高速道路の標識を案内に北上を続ける。宮崎I.C手前より1ツ葉道路へ。
フェニックス並木の整然とした南国道路を延々高速で飛ばす。

雨は少しずつやんできた。

 そのまま幹線国道10号線に合流。景色はいいが,見ごたえには欠ける。
特に周囲に観光地があるわけでもないし,しかし気にせず走り続ける。
もう雨はやんでいた。今日の目的地を延岡と定め,日向市内で延岡駅前のビジネスホテルを予約する。
簡単に取れた。

 今夜の宿が決まればもうあとは雨を避けて一刻も早くチェックインするだけ。わき目もふらずに延岡市内へ。
宿を見つけ。5時にはチェックイン。
そのまま部屋で一眠り。

 8時頃になってむくむくと起き出してきて,街へ繰り出す。
例によって駅前の赤提灯で一杯引っかける。

 延岡って街はもっと都会かと思っていたが,以外と地味な街だった。

 地方都市 なんだよな。自分も地方都市人だけど。

 そんな雨上がりの町の夜も更けていく。




 8時頃に起床。雨は上がっていた。いい天気だ。


延岡のビジネスホテルの前にて。【宮崎県延岡市】


NHKのニュースらしいものを観てから身支度をしてうろうろと部屋を出,ホテル1Fのサ店でモーニングを頼む。

 のんびりと延岡を出発。
高千穂にでも行って天の岩戸見物も考えたが,時間がかかりそうだったので10号線をそのまま北上することにした。

 単に道路があるだけの田舎風景を左右に見ながら10号線を北へ。直川村で一服。
この辺は1日に電車が数本しか来ない凄い所なんだな。日豊本線ってすんげー田舎を走っているんだなと感心したが,
あとから聞いたところ単に特急が多いだけという話だった。

 ほどなく佐伯市へ。ここから217号に向きを変え,海沿いを津久見市へ向かう。
臼杵市を抜けてやや遠回りをしたが大分市内へ。
海岸線の見事な風景を背に,特急にちりんと競争しながら別府市内へ入る。

まるで南国のよう。観光客目当ての都市づくりというヤツだろうか。
 別府駅へ向けて高台をふらふらと登り,駅前にバイクを捨てて別府駅へ。
安い温泉でもあれば一浴びしていこうかと考えたのだが,
どこもかしこもやたらと高い。
風呂だけはお断りとかいろいろ言われたので嫌気がさし,
土産物屋をからかった挙げ句,結局何も買わずに出てくる。道後温泉街の方がよほど親切だったわい。

 別府市に敢えなく別れを告げ,再び10号線を北上。
途中検問をしていた。半ば本能的に(笑)ケーサツを避けるかの如く右へ曲がったらそこは駅だった。

 日豊本線西屋敷駅。別にやましいことをした覚えはないが,うっとーしいのでそこの木陰で昼寝をする。

【大分県豊後高田市と宇佐市の境界付近】
西屋敷駅そばにある木陰にて。右に見えるのが線路。左側が国道10号線。

一度やってみたかった。全然見知らぬ町の木陰でお昼寝すること。


 2時間ほど寝ていただろうか。検問がどきそうもないのでそのままおとなしく検問されてみる。

 ケ 「あー 免許証を拝見。」
 ISO 黙って免許証を出す
 ケ 三重県からですか。
 ISO 「そーだよ」
 ケ 「ま,お気をつけて」

 何の検問してんだか。

 ということで検問渋滞をすり抜けて10号線に復帰。宇佐神宮へ寄り,隅々まで見物して回る。
 あとはもう帰るだけ。中津で遅い昼食をうな重でいただき,原付にも抜かれそうな遅いペースで行橋市内へ。
途中三重だの四日市だの私にはお馴染みの地名がたくさん出てきてなんとなくうれしかった(笑)。[冒頭の写真も参照]

【福岡県中津市の手前】
北九州から四日市へワープ出来たりなんかしたら,フェリー会社は倒産だ(笑)。

 少し薄暗くなってきた10号線を新門司港へ向けてゆっくりと走る。
夜はフェリーターミナルでじっとしていた。
バイバイ。九州....

 夜になってフェリーに乗り込む。バイクの客は私だけ。
 2等客室中央の一番揺れの少ない部分の隅を陣取り,そのまま眠りに就く。




 朝だ。泉大津だ。フェリーから追い出されるように排出され,そのまま阪和道に乗る。
あとは西名阪道を経由し,三重までは道路が連れていってくれる。

昼前に自宅へ到着。バイクを洗ってやった。




- Fin -

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ばなぁ
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